「スーパーマン」をみてきた2025年07月14日

ふだんアメリカのコミックのヒーロー物とか見てなくて(マーベルとかね)あまり興味も知識も無かったんだけど、𝕏で映画評論家の小野寺系さんが
『スーパーマン』、今年観たなかで一番いい映画だったな。迷ってる人は観ておいた方がいいよ。
ポストされてたので、そなのか!と思って見に行くことにしました。もちろんあたしだってスーパーマンくらいは知ってます。むか〜しからあるし有名だし。詳しくないけど。



うん、ちょっと思ってたのと違ったかな。スーパーマン最初からぼろぼろになってるし国家間の紛争に関わって非難をあびてるみたいだし。恋人とは口論しちゃってるし。辛い感じ。なんかーー理屈っぽく?って最初の方眠くなっちゃった。これがニワカの悲しいところだね。
お話の舞台は超現代(←新語?)です。未来…でもないみたい。みんなスマホ使ってる。新聞記事もクリック一回で校了!公開!
スーパーマンの基地や敵方のアジトは未来的だけどそこは異星のテクノロジーだったり天才科学者の作ったものだったりするわけだ。異次元空間?とか理屈わかんなかったけど。
期待してたような颯爽と登場して人々を救って気分爽快!って流れじゃなじかったけど、「人を助けて世の中の役に立ちたい」という彼の思いは昔も今も一貫して変わらないものでした。
異分子の排斥問題とか国家間の侵略とか、うっすら現実世界を反映させつつ、そうだこういうヒーローになりたい!ってみんなに思わせるような希望は生んだかもしれません。

※いぬ が活躍します。 ※いぬ は無事です。

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んだ2025年07月19日

映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の予告編が公開されたことに関して、 𝕏のタイムラインに出てきたポストで、
ああ、大大好きな小説のネタバレ盛り盛りな映画版予告編が公開されてしまった…!この小説は、なぜ自分がここにいるのかもわからない主人公が手探りで進んで行く話で、それを一緒に体験するのが珠玉の時間なので、予告編を見ないで…読んで…いま半額だから…
というのを読み、これは早く読まなければ!と早速Kindleでポチしたの。𝕏ではフォローしてる多くの皆さんが揃って「予告編みるな原作読め」と仰ってるので…うっかり映画館でトレーラー見ちゃったらやだからな。

、でですねえ。これから読む人のためにねたばれできませんが、表紙の絵で想像できるように宇宙船の話です。(絵も見ない方がいいとまで言ってる人もいました)
主人公は最初宇宙船に乗ってることもわからない状態で目が覚めます。ここはどこ?私は誰?状態です。しかし彼は(記憶はないけど)膨大な知識と明晰な頭脳を持っていて状況を分析し徐々に色々解き明かしていきます。だんだん経緯を思い出したりするので「過去編」と「現在」が交互に混ざりつつお話が進みます。
私は科学的なことや天文学には全く疎いので分からないことが多いけど、作者の知識とか取材、すごいなあ!どうしてこんな話が組立られるんだろう!テンポも良くてハラハラどきどきしながら読み進められます。

読み終わったあと、Audibleにもあったので聴いてみたのね。途中で出てくる「♫♪♫♪〜」みたいなセリフはどう朗読してるんだろうと思ったら、軽やかな電子音でした。

Audible「国宝」を聴いた2025年07月21日

こないだ映画でみた「国宝」です。原作は未読ですが、Audibleにあったので聴いてみたの。
        これは朝日文庫の表紙

この長編を上・下に分けて、歌舞伎俳優の尾上菊之助さんが朗読してるの!(だから)歌舞伎の演目のところはちゃんと歌舞伎のセリフ回しで聴けるの!舞台を見てるみたい。地の文は小説の通り、落ち着いた「〜でございまして。」構文。長崎弁から大阪弁京都弁、東京弁も違和感なく演じ分けています。尾上さんって東京の人やろ?すごいなあ役者さんって。
話の流れは映画と同じ、喜久雄少年が歌舞伎の家に引き取られて精進して人間国宝になるまでの一代記ですが、ところどころ回想シーンとか挟まるので「現代編」「過去編」が入り混じるヘイルメアリー式ですっ🚀(#何を言っているのだ)

原作未読だけど、映画をみてここは省略したんだろうなとかダイジェストみたいだなと思うところはあったの。映画は3時間にまとめるんだからしかたないけど(舞台の映像などはすばらしかった)その分、この長い原作でたっぷり味わうことができました。
映画と原作はちょっと登場人物の設定など違ってるところがあって、もちろん長編の小説の方が納得感はありました。
吉田修一さんの文章はもともと映像を想起させる表現。特にラストシーンは渾身の映像!という印象、映画とはまた別物で、深く感動しました。

ところでAmazonみたらまんが版もあって、最初のとこ期間限定無料だから覗いてみちゃった♪
              可愛い喜久雄くん


「劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来」をみてきた2025年07月29日

・↑長〜いタイトル
・SNSに「鬼滅はね…みにいかないよ」と書いたのに、やっぱりみてきたというご報告です。。だってみんなキメツキメツ言うんだもの。気になるじゃん。



・まずね、圧倒的な映像の美しさに惹きつけられる。これ作った人たちすごいオタクおたくの集団なんだろうなーって感じる!
・「無限城」って言うくらいだからね、上下左右に無限に広がる和風建築の部屋や廊下が拡張し組み代わりくらくらする造形!
・その中で邂逅する鬼殺隊士と鬼の戦いがいくつか順番に描かれます。最初はしのぶちゃんと何かナルシストの気持ち悪い鬼。次は善逸くんと元兄弟子?の鬼。こいつが師匠に認められたかった恨みひとつで鬼になったような奴。承認欲求は人を虎にしたり鬼にしたりするのね。最後はお待ちかね猗窩座さんと義勇•炭治郎の戦いです。
・猗窩座…やっと読み方覚えたし。アカザで変換できるようになったのね。彼の半生も描かれてるよ。

ってところでこの映画は三部作なので、続きはまた来年再来年。
わしは続きを見れるでしょうかーー